タイム技研株式会社




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Voice 05

回路基板の設計は、トライ&エラーの連続。
課題を一つひとつクリアしていくために
「考え抜く力」を大事にしています

西村幸祐
エレクトロニクス事業部
開発部
西村幸祐
KOUSUKE NISHIMURA
2015年入社
【主な業務内容】電子回路基板の設計・開発
【仕事に対するモットー】学べる環境に感謝し、その恩恵を後輩につなげられるエンジニアになる

案件を任せてもらえるようになり、自分の役割が生まれた気がします


――西村さんは、高校時代に電子科で学んでいたそうですが、もともと「ものづくり」には興味があったのですか?
西村そうですね。ものづくりを考えることが好きで電子科を選んだのもあり、回路基板の設計を自分でできる会社であるタイム技研に興味を持ち入社しました。
意外だったのは、設計や開発ってチームで一つのプロジェクトに取り組むイメージだったのですが、タイム技研はエンジニアが各自、いくつかのプロジェクトをメインで担当する点です。

もちろん、上司のサポートやアドバイスはあります。でも基本的には自分で設計を進めていくことになるので、やりがいと同時に「考え抜く力」が求められると思います。

最初の頃の私は、「失敗してはいけない」という気持ちが強すぎて、わからない点があるとすぐに上司に聞いてしまうクセがありました。
でも「もう少し自分で考えてみて」と言われたことがあり、たとえ間違っていても自分の考えを持つことのほうが大事なのだと気づかされました。
それからは、「私はこう考えているのですが、どうでしょうか」というふうに聞くようにしています。

――これまででとくに印象に残っている開発案件を教えてください
西村インターホンなどの通話機能がある製品の回路基板を担当することがあるのですが、「耳で聞く」という感覚的な要素は人によって感じ方がバラバラのため、着地点を見つけるのが難しいなと思うことがあります。

たとえば私が「よく聞こえる」と感じる周波数であっても、年配の方にとっては「聞こえにくい」ものであったり、その逆もあったりします。
「女性が話しても、声の低い男性が話しても聞き取りやすくしてほしい」という要望をいただいたときは、何度も試作を繰り返しました。
でもそんな試行錯誤を経て、お客様からOKをいただいたときの達成感は大きいです。

現在はこうした案件を担当することも増えてきて、以前、社内の人から何気なく「インターホンは西村君だね」と言われたときは嬉しかったですね。
本当にポロっと言われた言葉だったけれど、入社した頃は何もわからなかった自分が、やっと「任せても大丈夫」と思ってもらえたのかな、と。
自分の役割がもらえたような気がしました。

とはいえ、まだまだ知識が浅いので、もっと知識や技術、経験を積んでいきたいです。
上司や部署の先輩を見ていると、こうした引き出しの多さが全然違うなというのは感じます。自分にはまだ後輩はいませんが、いずれ後輩から聞かれる立場になったとき、尊敬する上司のように「この人から学びたい」と思ってもらえるエンジニアになりたいです。
西村幸祐

高校時代に使った専門書が、社会人になってまさかの活躍!?


――西村さんは現在、タイム技研の社員寮で生活されているそうですね
西村はい。寮といっても一軒家なので、シェアハウスのようなスタイルです。1階に共同のキッチンやお風呂場があり、2階が寮生の各部屋にわかれています。料理は各自で行いますが、冷蔵庫は小さいサイズのものが一人ずつ用意されているので便利ですよ。
以前、たまたま入寮者が20代ばかりだった時期があって、その頃はみんな、お互いの部屋を勝手に行き来してゲームをやっていました(笑)。

オフの日の過ごし方は、もともとライブやフェスに行くのが好きで、連泊で各地のイベントに参加していたのですが、新型コロナの影響でそれができなくなってしまって。
そこでハマったのが、映画やアニメです。思いきってちょっといい大型のプロジェクターを買って、部屋で楽しんでいました。でも画面が大きすぎて、逆に見づらくて(笑)。
あとは、高校の同級生に誘われたテニスを週1のペースで続けています。
――現在、就職活動をしている方たちにアドバイスをお願いします
西村分野や業種が違っていてもいいので、とにかく色々な会社を調べて、職場体験などができるのならできる限り参加してみることをオススメします。
社会人になると、ほかの会社が何をやっているのかを知る機会ってそうないですから。たとえその会社に入社しなくても、いい経験として残ると思います。
そしてそんな候補のひとつに、タイム技研を入れてもらえたら嬉しいですね。

あとこれは私の経験によるものですが、学生時代に使用したエンジニア向けの教科書や専門書は、捨てないで取っておくと役立つことがあるかもしれません。
一般的な専門書よりもやさしく、わかりやすく書いてあるので、基礎を理解し直すという意味で活用できますよ。

私自身、入社したばかりの頃は高校で使用していた教科書を何度も読み直していました。授業で習って漠然と理解しているのと、実際に回路基板の設計を担当してから読むのとでは、その納得度が全然違ったんです。
それはもう「なるほど! こういうことだったのか!」の連続でした(笑)。
西村幸祐
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