学生時代の「電気設計」の知識と、前職での「機械設計」の知識、
両方を生かしながらお客様の困りごとを解決できるのが、やりがいです。
――藤井さんはタイム技研に転職をされたとお伺いしましたが、その経緯について教えてください。
藤井前職では、ダイカストの仕事をしていました。アルミを溶かして型にはめて車の部品を造る会社での機械設計の仕事です。私は、電気工学科の出身ですので、前職のダイカストでの「機械の知識」と「電気の知識」の両方が使える仕事がしたいなと思っていました。
タイム技研は「機械設計」と「電気設計」の両方がありますので、そこに魅力を感じ、転職を決意しました。タイム技研では、機械設計をするメカトロニクス事業部に配属され、電気設計の知識も生かしながらバルブの開発をしています。
――実際、どのような場面で電気の知識が生きていますか?
藤井当然のことですが、機械設計の場合は目に見える形としてモノづくりをしていきます。一方、電気は目に見えないので、その見えないものを頭の中で想像しながら設計に反映しています。電気設計の知識は国によって異なる電圧に対応させたり、省エネ設計にする必要がある時などに役立っています。電圧の違いをコイルの設計に生かすなどの工夫が感覚的につかめるんです。
――機械設計の面白さについて教えてください
藤井今の仕事で感じているのは、「お客様と一緒に困りごとの解決ができること」ですね。設計したものが形になっていく過程でお客様と話していると、改善策が出てきたりするんです。私はアイデアがポンポンと湧き出るタイプではないんですが、困りごとをどう解決しようかと常に頭のどこかで考え続けています。そうすると、ふとした瞬間に解決策を思いつくことがあるんです。それこそ、お風呂に入っている時とかに。そうやって課題を達成していくことをとても楽しく感じています。
また、業務では2Dや3DCADを使っているのですが、部品を合わせた時にバチっとはまった瞬間や、コイル設計で狙った通りの動きものが出来た時なんかには、機械設計の面白さを実感します。予想通り!って感じで。学生時代の学びを含めて、これまでの知識が役に立ったなと感じますね。