タイム技研 関工場では、フローセンサーのハーネス付き基板を
ボディに埋め込み、樹脂を充填する工程があります。
あらかじめ2種類の液を混合して注入容器で充填するこの工程では、
多くの不安定な条件により、なかなか自動化が実現できませんでした。
その不安定な条件とは、主に3つあります。
①2種の樹脂を混合後、しだいに硬化していくため一定時間内に充填作業
を完了させる必要がある。
②その硬化スピードは、その日の気温や湿度によって変化する。
③樹脂の粘性具合に応じて、押し出し圧や充填位置を調整しながら注入
する必要がある。
これらの不安定な条件を克服するために2021年4月より装置の開発を開始。
何度も実験やデータを取り、トライ&エラーを繰り返しながら、ついに
生産での実用化に成功致しました。
今後は対象モデルを増やし、さらなる作業性改善を高め、生産の効率化に
貢献して参ります。