この頃のお風呂は、浴槽に水を溜めてから沸かす風呂釜タイプで、家に内風呂のない家庭のほうが多かったため、銭湯が全盛を誇っていました。
公団住宅をはじめとして、家にお風呂のある家庭が6割を超えるようになります。また、東京オリンピックが開催された1964年には、システムバスが登場しました。
設定した温度や水位でストップする、全自動の給湯器付き風呂釜が登場します。
生活の様々なシーンで「お湯」が身近となり、1980年代後半には、「朝シャンブーム」が起こりました。
ガスではなく空気の熱を利用してお湯を沸かす「エコキュート」や、浴室とキッチンで会話ができるインターフォン付きの給湯器リモコンが登場しました。また、温水洗浄便座の普及率が5割を占めるようになります。
給湯器もIoT化の流れが進み、お風呂の操作がスマートフォンから行える、無線LAN対応のリモコンが登場しました。