開発した製品が社会で活躍する姿にガッツポーズ。
使う人の安全に関わる大切な回路設計だからこそ、
「細かいこと」を気にかけて責任感を。
――電子工学科卒業だとお伺いしましたが、タイム技研ではどのような仕事をされていますか?
河原エレクトロニクス事業部(以下、E事業部)に所属し、回路設計をおこなっています。
研究室では半導体材料について、大学では電気電子を専攻していましたので、「開発」「量産設計」「品質保証」など複数ある部署の中から、回路設計を行う開発部の開発1課に配属されました。
タイム技研では、営業部がお客様からヒアリングした「何となくこういうことをやりたい」というご要望をもとにして、技術面から仕様を決めていくこともあります。特定の分野に特化した製品ではなく、家庭用エアコンのリモコンから業務用の制御関連製品まで、幅広く携わることができるのが魅力だと思います。
難しい課題に対して、自分の思った通りに回路が動いた時には本当に楽しいですね。実際には製品のメーカーさんがいるので、プロダクトが世の中に出た時に「タイム技研」という会社名が表に出ることはないんですが、自分が携わった製品が社会の中で活躍しているのを見ると「これ、自分が関わった製品だ!」と心のなかでガッツポーズをするほどの達成感があります。
――「回路設計」と言っても、本当に幅広いんですね。実際に、どんな製品の回路設計をされたんですか?
河原私は企業向けの製品を担当することが多いので日常で目に触れる機会はあまりないのですが、家庭向け製品の案件では、キッチンにある「レンジフード」のファンを動かす基板の回路設計を担当しました。その他にも、家庭用給湯器のリモコンの回路設計を担当しました。
一言で「回路設計」と言っても、リモコン基板とモーター制御基板では設計が全く違うので、幅広い知識が必要になります。また、回路設計は設計する製品によっては小さな妥協が命に関わることもあるので、絶対に適当にはやりません。そういう面からこの仕事は「細かいことを気にできる人」であることが大切だと思っています。もちろん自分で調べて対応もしますが、分からないことは様々な経験をされている先輩方に聞くことが多いです。ひとり一人得意分野があり、個性に富んだチームですが、それぞれを活かそうと気を配ってくれる優しい方が多いです。